大学3年の夏にやるべきこと其の3「就活本格化に備えた履修を組む」【就活心得集】
こんにちは、アキです。
前回の記事、「ESの骨子を作る①」は、いかがだったでしょうか。
今回は、上記事の続きではなく、よりタイムリーな「履修」について先に書いていきたいと思います。
恐らく、この記事がアップされる8月中旬は、大学生の皆さんは夏休み期間ですよね。
読者の皆さんの中には、「何でこのタイミングで履修の話?」「履修なんて間際でも適当に組めるじゃん」とお思いの方もいるかと思います。
しかし、実は大学3年の秋学期~4年の春学期の履修計画は、就活を乗り切るために非常に重要かつ、間違えると後々後悔してしまうことになります。
かく言う私も、3年生の秋学期に授業を詰め込んだ結果、「就活が思うように出来ない」状態に陥ったことがあります。
このブログを読んでくださる皆さんには、同じ様な経験をしてほしくないので、これから注意事項と履修戦略を私の経験に基づいてお話ししていきます。
1.あなたの学生タイプはどれ?
まず、前提としてやっておきたいのが、「場合分け」です。一体何の場合分けかというと、学生のタイプによる場合分けです。
私の肌感覚ですが、大学生を、「授業に対する考え方」という観点で、すさまじく大雑把に分けると以下の3種類に分けられるかと思います。
- 勉強が好きで、興味のある講座を沢山取る、GPAの比較的高い学生
- 勉強は好きではないが、上手に履修計画を組み、単位的な危険が無い学生
- 大学生らしく生きることに全力を尽くし、授業<<<<<遊びorバイト、な学生
どうでしょう、皆さんもきっと少なからず心当たりがあるのではないでしょうか。
ただ、正直なところ、この3つのタイプには優劣は無いと思っています。勉強をするも良し、バイトをするも良し、遊びまくるのも良し、それが大学生の特権です。
勉強する人は学問から、バイトをする人は業務から、遊ぶ人は人間関係から、そのほかにも沢山のことを学びます。
とは言っても、就活となると話は変わってきます。就活が本格化し、面接の機会が多くなると、様々な予定とバッティングしてきてしまうのが常です。
そこで今回は、上記の3タイプのうち1と3のタイプの皆さんに向けて、上手な履修の組み方をお教えします。(2のタイプの皆さんも、参考に出来る部分あるかとおもいます)。
ご自身のタイプについて考えた上で、いよいよ履修の組み方について見ていきましょう!
2.ゆるビズ入門教室流「授業の選び方」①出席
まずは、授業の選び方です。就活を意識して授業を選ぶに当たり、重要な観点は以下の二点です。
- 成績評価のうち、「出席」の割合が高くないか
- 興味の持てる内容で、身の丈に合っているか
- 余裕のある時間割が作れるか
最初の観点「出席」ですが、これは就活をスムーズに行うためには最も重要な観点と言えます。
私の事例をお話すると、学部の特性上、出席点が評価のほとんどを占めている授業ばかりが必修単位となっていました。
普段の学生生活では、こういった授業は出席していれば単位がほぼ確実なので重宝します。
しかし、就活が忙しくなり、授業と面接や説明会がバッティングしてくる秋以降は、出席点の高い授業が牙をむくようになります。
特に気をつけてほしいのが、3の学生、つまり「楽単を狙っている学生」です。なぜなら、出席していれば単位が取れる授業は「楽単」間違いなしだからです。そのため、よく考えずに楽だからという理由で安易に受講するのは危険です。
最悪、就活とバッティングし、さらには単位も落とすという悪夢のようなシナリオも容易に起き得ます。
ですので、3のタイプの皆さんにも、レポートや試験が比較的多くの配点を締める授業の受講を強くおすすめします。大変ですが、自分の努力次第で単位を獲得することが出来るからです。
3.ゆるビズ入門教室流「授業の選び方」②内容
次に、「内容」に関してです。これは3の皆さんはもちろん、1の皆さんに注意していただきたいです。
1のタイプ、つまり勉強が苦ではなく知的好奇心の強い皆さんは、難易度や抽象度の高い授業でも関係なく受講するかと思います。
それ自体は素晴らしいことです。しかし、念頭に置いておいてほしいのが、「就活によって出席出来ない、勉強できない日が多くなる」ということです。
いつもの皆さんならば、完璧に理解し、余裕で乗り切れた授業でも、勉強時間を満足にとれない状況では結果が変わってくることも多くなります。
つまり、「興味だけでとった授業が思いのほか難しく、単位を落としてしまう」、という事象が、誰にでも起きうるということです。
なので、1と3のタイプ双方の皆さんには、できるだけ身の丈にあった、興味が長続きする授業を履修することを強くおすすめします。
3.ゆるビズ入門教室流「授業の選び方」③時間割の余裕
最後に、時間割に余裕があるようなスケジューリングが出来るか否かです。
これは、①②と色合いが違いますが、組み合わせた時に力を発揮します。
例えば、皆さんが、毎日2限と3限に重要な授業を履修したとします。大学によって時間はまちまちかと思いますが、大体、11時前から15時前に当たるかと思います。
この時間は、大学のメインとなる授業も多いですが、同様に面接や説明会も多くなる傾向にあります。このことは一概には言えませんが、考慮に入れておくといつか役立つかもしれません。
また、全休を確保することもオススメします。
何故なら、授業に卒論、それに加えて就活と徐々に多忙になってくる中で、丸一日作業できる日があると、スケジューリングがしやすくなるからです。
特に、学業では卒論、就活では自己分析やESは多くの時間と根気を必要とします。仮にToDoがたまりすぎても、全休の一日で解消出来ることも多いでしょう。
さらに、全休を意識的に作ることで、急な予定にも対応できます。就活が本格化してくると、面接が突然決まったり、OB訪問を行うことも多くなります。そうしたときに、全休があると焦らずにうまく予定を立てられるでしょう。
4.まとめ
今回は、履修の組み方に関する考え方をお伝えしました。
- 出席 が評価の多くを占めるか?
- 内容 は自分に合っていて続けられそうか?
- 余裕 のあるスケジューリングになっているか?
この三点を意識して、悔いの無い就活を行ってください!